パウンドケーキやマフィンなどを焼く際に、ベーキングパウダーは欠かせない材料です。これを使うことで、焼き菓子が適切に膨らみ、理想的な高さを得られます。しかし、普段あまり頻繁に使わないため、賞味期限切れや使いたい時にないことがありますね。今回はベーキングパウダーの入手方法、代用品、また重曹との違いに焦点を当ててご紹介します。
ベーキングパウダーはオンラインショップでも購入できます。
スーパーのどこの売り場でベーキングパウダーは買える？
普通、製菓材料コーナーで見つかります。粉末のため、小麦粉や他の粉ものが置かれている場所にもあることがありますが、主には寒天パウダーやドライイーストのエリアで見つけられます。個別包装や缶入りのものは、だいたい300円くらいで購入できます。
お菓子作りでは、100gの粉に対して約3gのベーキングパウダーを使うのが適切です。これは一回分のお菓子作りに最適な量です。
アイコクブランドの缶入りベーキングパウダーは長い歴史があります。最近では、アルミニウム（ミョウバン）不使用のアルミフリー製品が増えています。アルミの有無にかかわらず、膨らむ力に大差はありませんが、ベーキングパウダーは湿気を吸収しやすく、膨らみにくくなるため、空気に触れさせないよう密封して、空気を抜いて常温での保存が大切です。
コンビニエンスストアでベーキングパウダーを見つける方法
コンビニでベーキングパウダーをお探しの場合、セブンイレブンに行くのがおすすめです。ここでは、主に調味料を置いているコーナーでベーキングパウダーを見つけることができます。ローソンやファミリーマートではこの商品は扱っていないのでご注意ください。セブンイレブンでは、セブンプレミアムブランドのベーキングパウダーがあり、5g入り8袋で213円で販売されています。セブンイレブンはセブンプレミアムという独自ブランドを持っているため、他のコンビニにはない独自の商品ラインナップがあります。もし急に調味料が必要になった際には、近くのセブンイレブンへ行くと良いでしょう。
100円ショップでベーキングパウダーを見つける方法
100円ショップでは、製菓用品のコーナーでベーキングパウダーを見つけることが可能です。例えば、ダイソーではアルミフリーのベーキングパウダー（70g）が西日本食品から販売されています。セリアにもアルミフリーのベーキングパウダーがありますが、こちらは分包されていないため、開封後は空気に触れさせないように保管することが大切です。100円ショップでは、製菓用品が豊富に取り揃えられているので、お菓子作りの初心者の方でも様々な材料を手軽にそろえることができます。
焼き菓子作りに役立つベーキングパウダーの代替え材料
重曹を使う方法
重曹は、ベーキングパウダーにも含まれる成分で、ベーキングパウダーの代わりとして使えます。ただし、ベーキングパウダーが生地を縦に膨らますのに対し、重曹は横に広がる性質があります。使用すると若干の苦味が出ることがあるので注意が必要です。さらに、重曹を使うと生地が加熱されると黄色くなり、仕上がりが密になることが多いです。そのため、レシピによっては使い方を調整する必要があります。
ドライイーストの活用
ドライイーストはパン作りには欠かせない材料ですが、ベーキングパウダーの代わりとしても使用できます。ベーキングパウダーを使うレシピではすぐに焼き始めますが、ドライイーストを使う場合は、生地を一定時間休ませて発酵させる必要があります。この方法は、マフィンなどの焼き菓子作りに適しています。
ホットケーキミックスの利用
ホットケーキミックスにはすでにベーキングパウダーが含まれており、さらに小麦粉や砂糖も加えられています。そのため、これ一つでさまざまな焼き菓子の基本として使用できます。ドーナツやパウンドケーキなど、追加の計量をすることなく簡単に作ることが可能です。
ベーキングパウダーと重曹の違いについて
ベーキングパウダーは、重曹に加えて重酒石酸カリウムや炭酸アンモニウムが混ざっており、この組み合わせが生地を縦方向にしっかりと膨らませます。水分と反応し炭酸ガスを生じさせることで、生地を加熱する際に膨張させます。そのため、混ぜた後は早めに焼き上げるのが望ましいです。
重曹は、料理のアク抜きや掃除に使われることが多いですが、カルメ焼きなどの特定のレシピで膨張剤として活躍します。加熱すると膨張しますが、色が黄色くなったり苦味が出ることがあります。また、ベーキングパウダーが生地を縦に膨らませるのに対し、重曹は生地を横に広げる傾向があります。
まとめ
この記事では、ベーキングパウダーの購入先や代替材料、さらには重曹との違いについて説明しました。ベーキングパウダーはお菓子作りで生地を縦に美しく膨らませるために使われます。適切に使用し、混ぜ合わせたらすぐに焼き上げること、正しく保存することが、その効果を最大に引き出します。ベーキングパウダーがない場合は、重曹やドライイーストで代用できますが、それぞれの特性や必要な時間の違いを理解することが大切です。また、ホットケーキミックスを使えば、砂糖が含まれているため、さらに簡単にお菓子作りを楽しむことができます。ベーキングパウダーや代替品についての知識は、多様なお菓子作りに役立つでしょう。
