パスタやピザに欠かせないチーズですが、調理中に「チーズがない!」や「不足している!」という事態に直面することもあります。そんな時、買い物に行くのは面倒だし、時間がないこともありますよね。
このような状況で役立つ『チーズの代わりになる食材』をご紹介します。ぜひお試しください。
チーズの成分と加工方法
チーズの主要な原料は「生乳」と「タンパク質を固める酵素」です。この2つが組み合わさって「チーズ」となります。基本のチーズは、加工方法によって多様な種類に分かれます。
例えば、加熱処理や熟成をしないものはナチュラルチーズと称され、加熱処理されたものはプロセスチーズとなります。一般的にはカビを連想させるチーズも、生乳と酵素だけで作られるため、カビがなくてもチーズとして存在します。
6種類のチーズの代用食材
マヨネーズの使い方
オーブンでの調理にマヨネーズを活用すれば、チーズの良い代替品となります。特にグラタンやピザでの使用がおすすめです。マヨネーズは加熱することで酸味が減り、チーズのようなまろやかな味わいになりますが、使いすぎるとマヨネーズの味が支配的になるため、量に注意しましょう。
豆腐で作る代用チーズ
以下の方法で作ると、モッツァレラ風の代用チーズが作れます。
・豆腐200g
・薄力粉小さじ2
・片栗粉小さじ2
・塩小さじ1/4
1. 豆腐を潰して滑らかにする。
2. 残りの材料を混ぜる。
3. 中火で加熱し、粘り気が出るまで続ける。
4. スプーンで取り出し、氷水で冷やす。
カロリーが低く、ダイエット中の方にも適しています。
酒粕を用いたチーズ風味の作り方
酒粕を利用して簡単にチーズのような食材を作る方法をご紹介します。
・酒粕 50g
・水 200cc
・オイル 大さじ1
・ 塩 小さじ1/2
・棒寒天 3cm
・レモン汁 適量
1. 水を沸騰させ、寒天と酒粕を加えて数分間加熱し、溶かす。
2. 残りの材料を加えてよく混ぜる。
3. 清潔な容器に移し、常温で固める。
寒天を使用することで、しっかりとした形を保ちながらも柔らかい食感が得られます。ただし、酒粕特有の風味があり、好みが分かれるかもしれません。
ココナッツミルクの使用法
ココナッツミルクを使って、手軽にチーズの代用品を作る方法です。
・ココナッツミルク 100cc
・塩 小さじ1/4
・ 酢 小さじ1/2
・コーンスターチ 小さじ2
【作り方】
材料を混ぜて加熱するだけで簡単。忙しい時でもすぐに作れます。
しかし、ココナッツミルク特有の香りが残るため、料理によっては合わないこともあります。
餅を使ったチーズ風食材
切り餅を使うことで、伸びるチーズの代わりとなる食材が作れます。
・切り餅 50g
・オリーブオイル 15g
・無調整豆乳 100g
・味噌 6g
・塩 1g
1. フライパンにオリーブオイルを入れ、切り餅を薄くスライスして炒める。
2. 別のボウルで豆乳、味噌、塩を混ぜ、フライパンに半量を加える。
3. 餅がなじんだら残りを加え、溶けるまで続ける。
豆乳と味噌を使うことでクリーミーで塩味のある風味が生まれます。
水切りヨーグルトの使い方
水切りヨーグルトは、チーズの風味は異なるものの、クリームチーズやカッテージチーズのような食感を楽しむことができます。デザート、おつまみ、サラダのトッピングに適しており、オリーブオイルと少量の塩で味付けをすると美味しいです。
市販品もいいですが、通常のヨーグルトをキッチンペーパーやガーゼで包み、容器に入れて簡単に手作りすることもできます。
チーズの代用品の3つのメリット
チーズの代用品にはいくつかのメリットがあります。
アレルギー対応がしやすい
乳製品アレルギーのある家族や友人には通常のチーズは避ける必要がありますが、乳製品を含まない代用品を使うと安心です。市販のアレルギー対応チーズは高価なことが多いため、手軽に作れる代用品がおすすめです。
カロリーを低く保てる
チーズは美味しいけれども高カロリーで、ダイエット中の女性には特に気になるポイントです。チーズが好きな女性は多いですが、代替品を使うことで、本物のチーズを食べている感覚を得ながらカロリーを抑えることが可能です。
経済的な節約が望める
チーズは一般的に高価格な食品です。特にチーズフォンデュのように大量にチーズを使う場合、家計にかなりの負担がかかります。代用品を使えば、高額なチーズを買う必要がなく、多くの代用品は比較的安価なため、経済的に節約できます。
まとめ
チーズは生乳と酵素から作られ、加工方法によって様々なタイプがあります。
チーズの代わりとして使える代用品は、マヨネーズ、豆腐、酒粕チーズ、ココナッツミルク、お餅、水切りヨーグルトです。
これらの代用品はアレルギーの心配が少なく、カロリーも低く抑えられます。