お菓子作りやオーブン料理をする際、しばしば見かけるのが、美しい仕上がりのための表面に光沢を出す工程です。通常、この工程では卵黄やバターなどを塗ります。
このような時、多くの人が刷毛(ハケ)を使用することでしょう。しかし、刷毛(ハケ)が硬化してしまって使えなくなることもあれば、そもそも料理専用の刷毛(ハケ)が手元にないこともあります。
今回は、料理やお菓子作りに最適な刷毛(ハケ)の代わりとなるアイテムをいくつか紹介します。これらのアイテムは、多くの家庭で見つけることができるものばかりです。もし刷毛(ハケ)がなかったり、使えなかったりした時には、ぜひこれらの代替品を試してみてください。
\専用の料理刷毛が欲しい方はこちら/
おすすめ料理用ハケ代替法6選
料理やお菓子作りで使われるハケには、筆のようなものやシリコン製のものなど、さまざまな種類がありますが、これらは家にあるもので簡単に代用できます。
ハケと同じように完璧な使い勝手を期待するのは難しいかもしれませんが、小さなタスクにはこれらの代替品でも十分対応できます。
ハケはそんなに頻繁には使わないかもしれませんが、ないと困ることもあるでしょう。そんな時に役立つ、便利なハケの代替品をいくつかご紹介します。
キッチンペーパー
油切りや掃除にも使われるキッチンペーパーは、ティッシュペーパーよりも丈夫で、ハケの代わりにもなります。
油や卵液を適度に吸収するので、表面に光沢を出したい程度であれば、キッチンペーパーで問題なく代用できます。
・キッチンペーパー
・(あれば)割り箸
1. キッチンペーパーを長細くするために、3〜4回折りたたむか縦に3〜4回切ります。
2. 長細くしたキッチンペーパーの一端を持ち手とし、もう一端にバターや卵液をつけて使用します。
3. 持ち手が不安定で塗りにくい場合は、キッチンペーパーを4〜5cm四方に折りたたんだり切ったりして、割り箸の割れ目に挟んで塗ると便利です。
クッキングペーパー
お菓子作りや料理をする際、クッキングペーパーやオーブンシートをハケの代わりに使うことができます。
ハケを使った後の洗浄作業は、油がしみ込んでしまうと面倒なものです。
しかし、クッキングペーパーやオーブンシートならば、使用後すぐに捨てられるので、洗う手間が省け衛生的です。
・クッキングペーパーまたはオーブンシート
・箸または割り箸
・輪ゴム
1. クッキングペーパーやオーブンシートを約10cmの長さに切ります。
2. 箸の一方の端にシートを巻きつけ、輪ゴムでしっかり固定します。
3. ハケのように使えるように、シートに細かい切り込みを入れます。
4. より細かい塗り心地を求める場合は、シートを折りたたんでから切り込みを入れ、箸に巻きつけるのがおすすめです。
未使用のシリコンカップ
弁当箱に色と楽しさを加えるシリコンカップも、ハケの代替品として活躍します。
クッキングペーパーの利用法と似ていますが、シリコンの固さのおかげで、細かな切り込みを入れるとさらに使いやすくなります。
廃棄予定のもので試してみてください。
・小さめのシリコンカップ
・箸または割り箸
・輪ゴムやテープ
1. シリコンカップの底に、箸が通る程度の穴を開けます。
2. カップの周囲に細かく切り込みを入れます。
3. 箸を穴に通し、輪ゴムやテープでしっかりと固定します。
4. 使い捨ててもよいですが、シリコンカップは洗って再利用可能です。
スプーン
手近にあるスプーンを使って、手軽に液体を塗布する方法です。
・小さめのスプーン
スプーンに液体を取り、そのカーブを使って塗り広げます。カーブする部分で塗るのは少しコツがいりますが、平らな部分なら簡単に均一に塗り広げることができます。
指を使った塗布法
小規模な範囲であれば、直接指を使って塗る方法も便利です。
ハケと比べて塗布の自由度が高く、どんな形状にも簡単に対応できます。
ただし、衛生面はしっかりと考慮し、作業前には手洗いを徹底しましょう。
・薄手のビニール手袋(可能なら)
指に液体を取り、目的の場所に塗り広げます。衛生が気になる場合は、ビニール手袋を使用するのがおすすめです。
注意点と不適切な代替方法
ハケの代わりを利用する時は、細かな作業には向かないことを理解しておきましょう。
これらの代用品は、ハケが持つ精密な塗布能力を完全には代替できないため、細部の塗装や柔らかい素材への使用には不向きです。
細かい塗布が求められる場合や特定のテクスチャーへの適用には、専用のハケの使用を推奨します。
\専用の料理刷毛が欲しい方はこちら/
代替品を選ぶ際は、ある程度の柔軟性を持つものが適していますが、形状が容易に変わってしまうアルミホイルは避けましょう。
キッチンペーパーやクッキングシートは便利ですが、使用する際にはその目的に合っているか注意が必要です。
また、ラップはその薄さや柔らかさから直接の代替品としては不向きですが、指を使って塗る際には、ラップを手に巻き付けて保護する方法が使えます。
絵画用の筆も考えられるかもしれませんが、食品に筆毛が残るリスクがあるため、使用は避けた方が賢明です。
まとめ
キッチンでハケが手に入らないときは、キッチンペーパー、クッキングシート、バラン、シリコンカップなど、普段使っているアイテムを代わりに使うことができます。
スプーンを使うことも一つの手ですが、塗るものによっては使い方に気をつける必要があります。
直接手で塗る場合は、衛生に特に注意しましょう。
細かな作業が必要な時は、これらの代替品ではなく、専用のハケを使用することが望ましいです。
キッチン用品の中でも、アルミホイルやラップは代替としてはあまり適していないことを覚えておくと良いでしょう。
絵の具用の筆を使う場合は、毛が食品に入る可能性があるため、新品であっても避けたほうが無難です。
\専用の料理刷毛が欲しい方はこちら/