普段、食材を切る際にはまな板が欠かせないアイテムですが、衛生的で信頼できるこの道具は、キャンプや野外活動には少し不便な重さや大きさを持っています。
外出時にまな板を持参するかどうかはよくある悩みです。一度きりの使用のためにキャンプ専用のまな板を購入するのももったいないと感じるかもしれません。
そんな時に役立つのが、まな板の代わりになるアイテムの知識です。今回はそんな代替品をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
まな板の代わりにおすすめの6つのアイテム
クッキングシート
オーブン料理で活躍するクッキングシートは、まな板の代わりとしても使えます。油や水に強いこの紙は、肉や魚、野菜、果物を切るのに最適です。
食材がくっつきにくい加工がされており、丈夫で破れにくいため、安心して使用できます。クッキングシートが安定せず切りづらい場合は、下にタオルや新聞紙を敷くと良いでしょう。これでより安定して、スムーズに食材を切ることができます。
アルミホイル
アルミホイルは、料理での使用に限らず、まな板が手元にない時の代替品としても優れています。落とし蓋や包み焼きに使われることが多いこの便利なアイテムは、油や水にも強く、食材を切る際の下敷きとして活躍します。ただし、アルミホイル自体が薄く、強度に限りがあるため、切る時は力の加減に気をつける必要があります。さらに使い勝手を良くするためには、アルミホイルの下にタオルを敷くと良いでしょう。しかし、力を入れすぎるとアルミホイルが破れてしまうので注意が必要です。
キッチンペーパー
キッチンペーパーは、油や水分を拭き取るだけでなく、食材を包んだり、キッチンの汚れをさっと拭き取るのにも大変便利です。この多用途に使えるアイテムは、必要に応じてまな板の代わりとしても使用できます。キッチンペーパーは比較的丈夫に作られており、特に複数枚を重ねることで、安定した切り台としての役割を果たします。使用後、もしまだ清潔な場合は、キッチンのさまざまな小さな汚れを拭き取るのに再利用することができ、非常に経済的です。
牛乳パック
使い終わった牛乳パックを開いて平らにすれば、即席のまな板として役立ちます。液体を保持するために作られた丈夫な紙質で、包丁で切っても簡単には破れないのが特徴です。使い捨てが可能なので、後片付けも楽になります。油ものや水分の多い食材を切る際に、牛乳パックを使うと、洗い物を減らせる上、衛生的にも優れています。
カラーチラシ
新聞に挟まれてくる厚手のカラーチラシも、少しの工夫でまな板の代わりになります。使用する際は、食材にインクが付かないよう印刷されていない面を上にして使うのがコツです。水気のある食材を扱う時は、何枚か重ねると安心して使えます。使った後は、生ゴミを包むなどして、有効活用できます。
スーパーの食品トレイ
スーパーマーケットでよく見る、肉や魚が乗っている発泡ポリスチレンのトレイも、まな板として使えます。ただし、トレイの形状が使いにくいと感じることもあるでしょう。そんな時はトレイを裏返して使うと良いでしょう。力を入れ過ぎると形が崩れやすいですが、使用後には捨てるものなので大きな問題ではありません。しっかりとまな板の代わりを果たしてくれます。
まな板を使わない料理のコツ
これまで様々なまな板の代わりとなるアイテムをご紹介してきました。これらはどれも代替として活躍できますが、時には手元にないこともあります。特にキャンプやアウトドアで料理する際、これらの代替品を忘れてしまうことも。
そういう場合は、まな板を使わずに食材を扱う方法を試してみましょう。例えば、キャンプ時には包丁の代わりに調理用ハサミを使用するという手もあります。
ハサミでは切りにくい食材もあるかもしれませんが、そのような食材はあらかじめ家で準備しておくと便利です。強力な調理用ハサミなら、多くの食材に対応可能です。
また、キャベツやピーマン、しいたけなど、手で簡単に切れる食材もあります。硬い野菜は難しいかもしれませんが、柔らかい野菜であれば手で切ることができるでしょう。
準備があれば、代替品がなくても困ることはありません。
まとめ
まな板の代わりに使えるアイテムには、クッキングシート、アルミホイル、キッチンペーパー、牛乳パック、カラーチラシ、食品トレイがあります。
代替品が手元にない時は、調理用ハサミを使う、または手で切れる柔らかい野菜を活用するなど、まな板を使わない料理法を覚えておくと便利です。