日本の台所で不可欠な「味噌」は、味噌汁はもちろん、煮物の隠し味としても大活躍。
塩、砂糖、醤油に並ぶ基本的な調味料として、多くの家庭で常備されています。
しかし、いつも使っていると、いつの間にか在庫がなくなっていることも。
特に、味噌汁を作ろうとしたときに味噌がないと、途方に暮れますよね。
あら、味噌が足りない!どうしようか…
そんな緊急時に備えて、味噌汁の代わりになるアイディアを知っておくと便利です。
この記事では、そんな時に役立つ「味噌汁の代替案(レシピ付き)」をご紹介します。
味噌がない時は「味噌汁以外の汁物」を考えてみましょう
味噌汁を作ろうと思ったら「味噌がない!」というのは、非常に困った状況です。
味噌汁にとって味噌は主要な材料です。
そのため、味噌がなければ本格的な味噌汁は作れないということを念頭に置きましょう。
ですが、すでに作り始めてしまったり、和風の汁物を作りたいと考えている人もいるかもしれません。
そのような方々向けに、ここからは味噌汁の代わりとなるアイデアを紹介していきます。
味噌不足時に役立つ!7つの代替調味料おすすめガイド
味噌が手元にないときのアイデアを試してみましょう!
醤油の使い方
「醤油」は日本料理に不可欠で、実は味噌と共通の原材料を持っています。
主に大豆から作られる醤油は、味噌の副産物であるたまり汁を利用して作られることも。
味噌の代わりに醤油を使用する場合、出汁に少しずつ醤油を加える方法がお勧めです。
適切な量を加えることで、美味しい汁物を作ることが可能です。
めんつゆを活用
めんつゆは、かつおや昆布の出汁に、醤油、みりん、砂糖を加えた調味料。
本来は麺料理用ですが、煮物や汁物にも適しています。
めんつゆは味噌の代わりにも使え、既に出汁や醤油が含まれているので便利です。
ただし、めんつゆに含まれる甘味のため、加える量には注意し、味見を重ねることが肝心です。
だし入り醤油の効果的な使用法
だし入り醤油とは、名前の通り出汁が加えられた醤油。
冷奴や漬物などで好まれるこの調味料は、普通の醤油の代わりにもなります。
出汁が加わることでコクが増すだし入り醤油は、味噌の代替としても優れています。
使用する際には、醤油同様、加える量を慎重に調整することが重要です。
昆布だしの魅力
昆布で取った出汁に醤油、みりん、砂糖を加えた「昆布だし」は、めんつゆと似ていますが、昆布独自の深いコクと旨味が際立っています。
味噌が不足した時に、昆布だしは優れた代替品として使えます。
使う際には、量を調整しながら慎重に加えることが大切です。
昆布だしを加えることで、汁物の味わいがより豊かになります。
白だしの使い方
最近多くの家庭で使われている「白だし」。
清涼感のある味わいで、様々な和食レシピに役立ちます。
味噌が手元にない時でも、白だしは有効な代替品です。
白だしの使用方法は、普段の汁物と同じで問題ありません。
容器に書かれた分量を目安にすると、美味しい和風の汁物が簡単に作れます。
その他のアイデア
◎インスタント味噌汁の応用
◎鶏ガラスープを活用
味噌汁には不向きな代替品2選
甜麺醤(テンメンジャン)の使用に注意
中華料理で頻繁に使われる「甜麺醤」は中華版の甘い味噌として知られています。
その名前から味噌汁の代用品として考えられることもありますが、実際には適していません。
甜麺醤は唐辛子が含まれており、その辛さが特徴的です。
この辛さは日本の味噌にはなく、味噌汁とは異なる辛さをもたらします。
さらに、特有の甘さも加わるため、味噌汁とは大きく異なる味わいになります。
コチュジャンの特徴と注意点
韓国料理によく使用される「コチュジャン」は、韓国での「韓国の味噌」として知られています。
コチュジャンは韓国の味噌汁に使われることもありますが、日本の味噌汁とはかなり異なる風味を持ちます。
韓国の味噌汁を試したことがある方ならわかるとおり、納豆を思わせるような独特の匂いや味が特徴です。
味噌不足時には別のレシピに挑戦するのも手
これまでに、味噌汁の代替案としてさまざまなアイデアを提案してきました。
これらの方法で作られるのは、一般的に「お吸い物」と呼ばれるような汁物ですが、それでも十分おいしい和風の汁物が作れます。
味噌独特の風味やコクはないものの、和食の一品として充分です。
また、和風の汁物に固執しない場合、他のスタイルのスープに変更するのも良いアイデアです。
具材や調理の進行状況によって、出汁のタイミングで中華風や洋風のスープに変えることも可能です。
まとめ
味噌汁は本来味噌が中心であるため、本格的な味噌汁は作れないことを認識しておきます。
味噌の代用としておすすめは、醤油、めんつゆ、だし醤油、昆布つゆ、白だしの5つです。
甜麺醤やコチュジャンは味噌汁には適していません。
料理の進行や具材に応じて、中華や洋風のスープ、またはお吸い物への変更も考えられます。