家庭で気軽に「茶碗蒸し」を作ってみたいですよね。市販のものを買うのも一苦労、自宅で作ろうと思ったら専用の器がないということも。そんな時、手近な物で代用できる茶碗蒸しの容器をご紹介します。これで簡単に美味しい茶碗蒸しを作れますよ!
茶碗蒸しに適した容器の特徴と代用品の選び方
まず、茶碗蒸しに使う容器の特徴と、どんなものが代用品として適しているのかを見ていきましょう。
適切な深さ
茶碗蒸しは加熱する前が液体ですから、容器はそれなりに深さが必要です。加熱中の溢れ防止のため、約8割程度まで入れるのがポイントです。代用品を選ぶ際は、この深さを考慮し、必要量に合ったサイズの容器を選ぶことが重要です。
耐熱性
蒸し料理用の容器は、高温に耐えられる必要があります。通常、陶器製の容器が好まれます。代用する際は、容器の耐熱性を確認することが重要です。
蓋の重要性
蒸し料理には蓋が必須です。蓋がないと蒸気が逃げてしまい、料理がうまくできません。蓋がない場合は、アルミホイルや別の皿で代用が可能です。
サイズバリエーション
小さな湯のみから大きなお椀まで、様々なサイズがあります。代用品を選ぶ際は、作りたい量に適したサイズを選ぶことが肝心です。
家庭で見つける!茶碗蒸しの代用可能な容器11種
家庭にあるもので、簡単に茶碗蒸しを作れる代替容器をご紹介します。サイズや用途に合わせて選んでみてください。
普段使いのお茶碗
一番簡単で手軽なのは、日常使いのお茶碗です。陶器製なら耐熱性があり、茶碗蒸しに最適です。どの家庭にもあるので、すぐに試せますね。
湯のみ
形が茶碗蒸しに似ている湯のみも良い選択です。ただし、高さが高すぎると加熱が不十分になることがあるので、サイズ選びが重要です。
マグカップ
多くの家庭にあるマグカップも、サイズやデザインの多様性で、気分や用途に合わせて選べます。取っ手がついているので取り出しやすいですが、熱くなり過ぎないように気をつけてください。
そばちょこ
そばちょこも茶碗蒸しに近い形状をしているため、耐熱性のある陶器製ならば適しています。
ミニココットや小ボウル
小さめの一品を作るのにちょうど良いミニココットや小ボウルも、家庭によくある便利な選択肢です。少量の茶碗蒸しに適しています。
プリンカップ(陶器製)
ケーキ屋さんのプリンカップは、陶器製でサイズが小さめなので、茶碗蒸しにもぴったりです。見た目もおしゃれで、手軽に使えるでしょう。
コーヒー・ティーカップ
おしゃれなコーヒーカップやティーカップは、訪れるお客様に提供する際に活躍します。セットで揃っているので、見た目にも統一感があります。量も適度で、ちょうど良いサイズです。
どんぶり、ボウル
大量の茶碗蒸しを作りたいときや、家族で分け合いたい時には、どんぶりやボウルが最適です。見た目もインパクトがあり、家族に喜ばれます。具だくさんで作れば、満足感のある一品になりますし、簡単な家庭ランチにもおすすめです。
シリコン製の容器
様々な形やサイズがあるシリコン製の容器は、茶碗蒸しの代用にも使えます。特に深さがあるものや厚みのある素材のものが理想的です。フタ付きのシリコン容器も便利です。
使い終わった牛乳パック
空になった牛乳パックも有効活用できます。必要な高さでカットして茶碗蒸しの容器として使用することができます。使い捨て可能なので、後片付けも簡単です。
紙コップ
紙コップも茶碗蒸し作りに利用できます。強度が気になる場合は、二重にして使用しましょう。蒸し器のサイズに応じて、紙コップをカットして調整することが可能です。使い捨てできるので、後片付けも手軽です。
茶碗蒸し作りに向かない容器の素材
茶碗蒸しに最適な代用容器をご紹介しましたが、使うべきでない素材もあります。ここで、それらについて解説します。
プラスチック容器
プラスチック製の容器には耐熱性のあるものとないものが混在しています。耐熱性があるものなら使用できますが、耐熱性が不明なものは避けた方が安全です。耐熱性がないと、容器が溶けたり形が変わってしまうリスクがあります。たとえば、スーパーで売られているプラスチックのプリンカップは適していません。
ガラス容器
ガラス容器は涼しげで見栄えが良いですが、耐熱性が確認できないものは使用を避けるべきです。熱によりガラスが割れると、危険であり、茶碗蒸しもダメになってしまいます。ガラス容器を使いたい場合は、耐熱性のある別の容器で蒸し、完成後にガラス容器に移して盛り付ける方法がおすすめです。おぼろ豆腐のような仕上がりで、見た目も魅力的です。
蒸し器がないときの茶碗蒸し作りの工夫
家に蒸し器がなくても心配はいりません。フライパンや鍋を代用して茶碗蒸しを作ることができます。
まず、材料を入れた容器にフタ(アルミホイルやお皿など)をし、フライパンや鍋に置きます。次に、鍋底に水を加え、水が容器を浮かせないように量を調整します。水は容器の半分程度が目安です。その後は、普通の蒸し器と同様に加熱します。ただし、水が多すぎると容器が浮いたり、沸騰した水が入ってしまう可能性があるので注意が必要です。容器を振って中身が固まっていれば完成です。
これで自宅でも簡単に美味しい茶碗蒸しを作ることができます。
まとめ
茶碗蒸しの容器には、適切な深さ、耐熱性、フタが付いていること、さまざまなサイズがあることが求められます。
フタがない場合、アルミホイルやお皿をフタとして使用することができます。
おすすめの代用容器には、お茶碗、湯のみ、マグカップ、そばちょこ、ミニココットや小鉢、陶器製プリンカップ、コーヒーカップやティーカップ、どんぶりやボウル、シリコン製容器、使い終わった牛乳パック、紙コップがあります。
容器を選ぶ際は、プラスチックは溶けやすく、ガラスは割れるリスクがあるため注意が必要です。
ガラス容器を使用したい場合、耐熱性のある別の容器で蒸し、出来上がった茶碗蒸しをガラス容器に移して盛り付ける方法がおすすめです。