ハンバーグ作りに牛乳はよく用いられますが、その理由を詳しく知っている人は少ないかもしれません。また、牛乳が手元にない時にはどうしたらいいのでしょうか?この記事では、牛乳を使う目的と不足した際の代替品についてご紹介します。
ハンバーグに牛乳を使う3つの主な理由
ハンバーグにおいて、牛乳は重要な役割を担います。それは単なる追加成分ではなく、具体的な機能があります。
臭みの除去
牛乳は、肉の臭みを取り除くために用いられます。これはハンバーグに限らず、他の肉料理にも共通です。例えば、ステーキなどの厚切り肉を牛乳に漬けると、臭みが減り、より美味しく調理できます。
つなぎとしての役割
牛乳は肉だけではなかなかまとまりにくいため、つなぎとして加えられます。ハンバーグには他にも卵などが使われますが、牛乳もその一つです。
お肉を柔らかくジューシーに
お肉はそのままでは乾燥しがちなため、水分の追加が必要です。牛乳は水分として機能し、お肉を柔らかくジューシーにします。また、お肉の繊維を柔らかくする効果もあるため、ジューシーなハンバーグのために使われます。
ハンバーグ作りで牛乳は絶対に必要なのか?
牛乳はハンバーグ作りで多くの役割を果たしますが、必ずしも必要なわけではありません。他の食品を使っても、肉の臭みを消し、柔らかくジューシーな仕上がりを得ることが可能です。牛乳がなくても、美味しいハンバーグは作れます。
ハンバーグ作りに牛乳はもう不要!これら7つの代替品で美味しく
牛乳の代わりにハンバーグ作りで使える7つの代替品とその活用方法をご紹介します。
水+片栗粉または小麦粉
牛乳の代わりに水を同量使用し、状況に応じて片栗粉や小麦粉を加えます。ただ、味が少し物足りなくなることがあるので、濃厚なソースで工夫しましょう。
ヨーグルト
牛乳と同量のヨーグルトを使います。加熱すると酸味が減り、牛乳に近い仕上がりになります。
豆腐
豆腐を使った「豆腐ハンバーグ」は、ヘルシーで柔らかな食感を実現します。肉と同じ量の豆腐を使い、水切りをしっかりと行うことが重要です。
長芋
合いびき肉300gには約60gの長芋を加えます。長芋はおろして使うのが一般的ですが、角切りにしても良く、異なる食感と風味を楽しめます。
豆乳
牛乳と同じ量の豆乳を使用します。ハンバーグには調整豆乳も無調整豆乳も大きな違いはなく、肉汁を閉じ込める効果が高いとされています。
生クリーム
牛乳と同量の生クリームを使用することで、よりふっくらとジューシーなハンバーグになり、コクのある風味が楽しめます。
マヨネーズ
肉300gに大さじ1のマヨネーズを使います。マヨネーズは「パン粉+牛乳」の代わりにもなり、ジューシーでコクのあるハンバーグが作れます。
補足:【裏技】パン粉のみでのハンバーグ作り
この方法では、牛乳やその代替品を使用せず、卵とパン粉のみを使います。パン粉がひき肉から出る肉汁を吸収し、水分を保持することがポイントです。一見疑問に思うかもしれませんが、試す価値はあります。
「水」と「片栗粉(小麦粉)」を使う際のハンバーグ作りのコツ
牛乳の代わりに水を使うのは一般的ですが、水だけではハンバーグが緩くなりやすいです。この場合は、片栗粉や小麦粉を加えて適切な硬さに調整します。
一方、片栗粉(小麦粉)のみを使うと水分不足でハンバーグが硬くなることがあります。まとまりは良くても、焼き上がりが硬くなるので注意が必要です。
ハンバーグの種の硬さは仕上がりに大きく影響するため、慎重に調整することが推奨されます。
まとめ
牛乳はハンバーグの臭い消しや柔らかくするために使われますが、必須ではありません。
代替品には水+片栗粉(小麦粉)、ヨーグルト、豆腐、生クリーム、マヨネーズなどがあります。
パン粉のみを使う裏技も効果的です。
水や片栗粉(小麦粉)だけの使用では完全な代替にならない点に注意しましょう。