甘くて美味しいお菓子作りに必須の「スイートチョコレート」ですが、高価なことが難点です。
「もっと手頃な価格で同じ味わいを」と考える人も多いでしょう。
そんな悩みを解消するために、身近にある材料や手頃な価格で購入できるアイテムで、スイートチョコレートの代替品を見つける方法をご紹介します。経済的で、しかもお菓子作りがさらに楽しくなりますよ!
スイートチョコレートの特徴と代わりになるアイテムの選び方
スイートチョコレートには次のような特徴があります。
スイートチョコレートの魅力
・輝くような艶のある仕上がり
・溶けやすく、扱いやすい
・口どけの良さ
・固まりやすく、形を作りやすい
・コーティング用にも最適
油脂分とカカオの割合が国際的な基準に基づいているため、通常のチョコレートよりも豊かで滑らかな風味のお菓子を作ることができます。
これらの特徴を生かすことができる代替品を使えば、スイートチョコレートを上手く活用できます!
お菓子作りにぴったり!スイートチョコレートの代わりになる5つのアイテム
ビターチョコレート
スイートチョコレートは甘みが特徴ですが、実は苦味も強めです。これは、カカオの割合が高く、乳成分が少ないからです。ビターチョコレートは、この甘みと苦味のバランスが良く、スイートチョコレートに近い風味を再現できます。ただし、ビターチョコレートはスイートチョコほど滑らかではないので、使う前にテンパリングして艶と滑らかさを出すのがおすすめです。
ミルクチョコレート
ミルクチョコレートは親しみやすい価格で人気です。ただし、その甘さが強いため、スイートチョコレートの代わりとして使う際には砂糖や蜂蜜の量を調整することが必要です。カカオの風味はやや弱まりますが、チョコプリンや焼き菓子などでは美味しい結果が得られます。ミルクチョコレートは
そのままの甘さを活かし、多種多様なお菓子作りに適しています。
純ココアパウダー
チョコレートの溶かす手間を省きたいけれどチョコ風味のお菓子を作りたい時には、純ココアパウダーが最適です。甘味がなく、カカオの風味が強いこの粉末は、焼き菓子に加えるだけで簡単にチョコ風味を加えられます。
純ココアパウダーは苦味があるものの、製菓用スイートチョコにも使われるココアバターを含んでいるため、似たような風味を出すことが可能です。ただ、純ココアには固まる成分がないため、固めるタイプのチョコレートには向いていません。
しかし、生クリームを加えることで作る生チョコやガトーショコラなどの焼き菓子には非常に適しており、製菓用スイートチョコよりも失敗しにくく、作りやすいです。
ココアミックス
カカオの風味を強調した美味しい焼き菓子を作りたい場合、純ココアパウダーに手軽な材料を加えるのがおすすめです。
・純ココアパウダー 15g
・砂糖 25g
・牛乳 10g
・植物油かバター 10g
【作り方】
1. ココア以外の材料をボウルに入れて混ぜます。
2. 沸騰したお湯で材料を湯煎し、温めます。
3. 温まったら少しずつココアを加え、よく混ぜ合わせます。
このカスタムココアミックスは、純ココアパウダーの濃厚なカカオ香りを活かしつつ、製菓用スイートチョコに近い風味を作り出します。牛乳は豆乳や低脂肪乳に置き換えてもOKです。ただし、このミックスは固まらないので、生チョコや焼き菓子には適していますが、通常の固めるタイプのチョコレートや艶のあるチョココーティングには向いていません。
キャロブ
キャロブはチョコレートアレルギーのある方にも安心して使える優れた代替品です。カカオを含まず、いなご豆から作られたキャロブを主成分としているため、チョコレートにアレルギーがある方でも問題なく使えます。粉末やチップ形状で手に入るので、使い方に応じて選べるのが利点です。
カカオのような風味はないものの、控えめな甘さと軽い苦味があり、ビターチョコレートが苦手な方にも向いています。溶けやすく、固まりやすい特性を持っており、様々なチョコレート菓子作りに使えます。
ただ、一般のスーパーではあまり見かけないため、専門店やオンラインで購入する必要があります。価格は製菓用スイートチョコレートと比べて手頃なことが多いです。
まとめ
製菓用スイートチョコレートは国際基準で製造されています。
代替品はカカオの風味や苦味が似たものが好まれます。
ビターチョコレートは苦味があり、代替品として使いやすいです。
ミルクチョコレートは甘さを調整することで代替品になります。
焼き菓子には純ココアを使うとカカオの風味が際立ちます。
純ココアに追加材料を加えると、オリジナルのチョコペーストが作れます。
キャロブは見た目も味もチョコレートに似ており、代替チョコレートとして有名です。